複数パターンを用意する

相手に選ばせることが大切

WEBディレクターの仕事の中に、仕事の提案があります。
仕事といっても相手に仕事してもらうということではなく、サービスの提供やなど、相手にとってメリットが生まれる提案です。
しかし、何度も同じことを繰り返していくと、1つのサービスに対しての提案が1つしかなかったりすることがあります。
特にWEBではなく、紙で広告、宣伝してきた人はこの傾向にあるようです。
まだ紙で広告を打っていた時代、クライアントは文句と注文だけでできているようだ、という人が多く、提案したことに対して、ここをこうしてほしい、ここはこうするべき、と直しても直しても次々と注文が入るのです。
WEBは外枠を大腿決めておき、確認、修正、リリースを行っていけばいいので、紙で行っていたときよりスマートになっています。

こちらから提案したときに、相手があいまいな返事をしているときや、はっきりOKを出さないときは、後で見て考える、ということが多いのです。
今見た段階では何も決めていない、考えていないことが多いのです。
そう考えると、こちらからは提案するよりも、いくつかパターンをつくり、その中から選んでもらうのがいいのです。
こうすることで、相手側もしっかり考えて提案に耳を傾けてくれますし、意見も出してくれます。
追加料金のかかるようなサービスもありますが、しっかり考えることで追加料金不要のサービスも出てくるのです。

相手に選んでもらう例

ブログやサイトを作っている人なら一度は経験したことがあると思いますが、いくつものテンプレートから、テーマにあったものや、自分の好きなものを選ぶ形式を見たことがないでしょうか。
たとえばブログなら、背景のテンプレートをテーマにわけ、自然、花、鳥、ペット、チェック、ドット、シンプルなどといったところから、好きなものを選ぶようになっています。
この背景は自由にカスタマイズすることもできますし、いつでも変更することができます。
これはウェブサイトや掲示板などでも同じです。

生活の中でよく見かける例としては、生命保険や医療保険が多いでしょう。
たとえば医療保険で見ていくと、入院したときの日額によって契約内容が決まったり、保険料が変わります。
最もわかりやすいのは自動車保険です。
自動車保険には様々な内容がありますが、車の内容や運転者の内容だけは変わりません。
変えられるのは保障の部分で、人身障害をつけるかつけないか、搭乗者傷害の保障額はいくらにするか、車両保険はつけるかつけないか、車両保険の対象は車対車の事故だけにするのか、それとも対物事故も補償の対称にするのか、弁護士費用や対物超過などの特約はつけるのかなど、様々な選択肢が用意されています。
相手に選んでもらうことで、相手にも満足感が与えられ、双方納得のできる結果を得ることができるのです。
WEB上で提案していくことはもちろん大切ですが、その中から相手が本当に必要とするものを選んでもらうことも、大切なことなのです。

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