【狐と幼女の365日】漫画レビュー

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心が温かくなるマンガ

WEBマンガの中でも読む度に心が温かくなってくる感覚を楽しめるのが、狐と幼女の365日です。
稲荷の狐と女の子が織りなす日常を描いた作品で、忘れかけていた優しさを取り戻せるような作品です。
ニコニコ静画やcomicoで連載されている作品で、定期的に更新され続けています。
WEBマンガの中でも連載当初から人気があり、心温まる作品として注目されています。

今のとこと単行本化されていませんが、個性的な内容であること、今の時代に足りない優しさを表現していることなどから、単行本化されたとしても多くの人から支持される作品になると考えられます。

参考:http://www.nankinmachi.or.jp/

あらすじ

タイトルにもあるように、狐と幼女の日常生活がコメディタッチも織り交ぜながら心温まる物語として展開されています。
主人公の女の子・遥の家にある桜の木には社が設けられています。 ここで祀られている狐は白と呼ばれていました。

ある日、遥は両親から誕生日プレゼントとして携帯電話を受け取ります。
両親共働きの家庭なので、できるだけ寂しい思いをさせたくないという両親の考えがあったようです。
遥は嬉しくて桜の木にある社に携帯電話をお供えしますが、自分の携帯電話と一緒に母親の携帯電話までお供えしたまま出かけてしまいます。

携帯電話をお供えされた狐の白は、遙の母親が使っていた携帯電話を得たことで遙とメールでやり取りを始めます。
幼い遙は、最初のメールは自分の母親が相手だと思い込んでいましたが、何やら様子がおかしいので相手は母親ではない他の誰かだと薄々は感じていたようです。

その後遙が成長をする段階で引っ越しをするなど波瀾万丈なエピソードもありますが、しっかりと白が遙のことを見守りながら生活をしています。
最初の頃は白の姿を見ることができなかった遙ですが、成長と共に白の正体が狐であることを理解できるようになってから、お互いの信頼関係はとても良くなります。

日常的に白は遙のことをしっかりと見守り、遙は白に対して信頼を寄せることで仲の良い関係を維持しています。

作品について

この作品で言う狐とは、稲荷神いわゆるお稲荷さんの事です。
昔は農家を中心として家の敷地内に稲荷神をお祀りしている家が多かったそうです。

稲荷神は本来農業の神様として知られていますが、現在は農業に限らず様々な事に対してご利益が期待できると言われています。
しかし白はまだ力が未熟なため、あまり力を発揮することはできませんが、遙の側にいて一生懸命見守ろうとしている姿がとても健気に感じられます。

作者のナナシさんは、この作品以外にも4コマギャグマンガの田中さんちの妖怪事情という作品も発表しています。
とても才能のある作者だと高く評価されています。

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