
格安SIMをご存知ですか?
最近よく耳にするようになった格安SIMですが、実際にどの程度安くなるのか、
なぜ安くなるのか、など詳しいことはよくわからないという方は
多いのではないでしょうか。そこで今回は格安SIMについて解説いたします。
なぜ大手キャリアより安いのか
格安SIMは大手キャリアと比較して毎月のスマホ代をかなり安く抑えられます。
企業やプランなどによって多少相場は異なりますが、
大手キャリアだと毎月7,000~8,000円程のスマホ代でも
格安SIMであれば、毎月2,000円~3,000円程まで安くすることが可能です。
なぜこんなにも安くなるのでしょうか?
その秘密は大きく分けて3点あります。
◇大手キャリアの設備を利用しているため
格安SIMに使用される通信回線は「MVNO」と呼ばれるものを
採用しています。これは大手キャリアが提供している通信網や
基地局を借りて通信サービスを提供するというものです。
本来なら多額にかかるであろう通信回線の初期費用や
維持費などの大幅な削減が可能となりました。また、
独自スマホの開発、実店舗なども最小限に抑えることで、
開発や人件費にかかるコストも大幅に削減しています。そのため、
維持費や開発・人件費のコスト削減分が月々のスマホ代金が
安くなるという形で還元されたということです。
◇選択できるプランが豊富
参入企業が続々と増えてきたことで、各社様々な料金プランを
展開しています。そのため、必要に応じて自分にあったプランを
取捨選択できるという点が、格安SIMの大きなメリットです。
例えば、大手キャリアだとプランの選択の幅が少ないことが多く
最低金額のプランを選択しても月額5,000円は超えてしまいます。
しかもその料金プランの内訳をよく見ると余分なサービスが
含まれていることがほとんどです。一方、格安SIMの場合だと
各々にとって必要最小限のサービスのみで構成されたプランを
選択できるので、その分料金も安く抑えられます。
◇スマホ本体自体の料金が安い
大手キャリアの場合は本体価格が、5万円以上のものを
毎月分割して支払っているというケースがしばしばあります。
格安SIM会社が提供するスマホ本体価格は1~2万円と
安く設定されているものが多くその分月額の支払いを
抑えることが可能です。
また、今までキャリアで使用していたスマホはそのままで
SIMカードだけ格安SIMに変えれば(SIMロックを解除すると言います。)
本体代金はかからずに、月々の費用をさらに安くできます。
以上3点が格安SIMが安くなる仕組みです。
良いことづくめのようにも思えますが、企業によっては
通信速度が不安定であったり、アフターケアサービスが
不十分であることも少なくありません。
キャリアから格安SIMの乗り換える時は、
サービスやプランの内容をよく読んだうえで
契約するようにしましょう。