【極主夫道】レビュー

「極主夫道」のあらすじ

「極主夫道」は、元極道で裏社会では周りのヤクザに恐れられていた存在だった龍が主人公のドラマです。
龍は極道として生きることを辞めて完全に足を洗い、新たに主夫として生活を送ることにします。
専業主夫ならではの生活の知恵を、いかにもヤクザものという見た目のいかつい男が見せてくれるのは、コミカルでそれだけでも笑みがこぼれてくるほどです。

そこに極道時代の舎弟が登場したり、以前にひどい抗争を繰り返してきたライバルの組の構成員が出てくるなど、バタバタ劇が繰り広げられていきます。
龍は専業主夫になったものの、以前は「不死身の龍」として非常に恐れられていた存在でした。
その存在感と噂が今でも生きていて、登場してくる現役のヤクザたちが無駄に恐れている様子もコミカルです。

そして、龍の周りに出てくる登場人物との関係も魅力です。
近所の人たちが、いかにも「おばさん」的なノリで元極道と付き合いを深めていく様子や、全く普通の感じの妻が龍と生活していく様子にも注目できます。
その元極道という見た目と過去の恐ろしさと、現在の専業主夫としての繊細さのギャップにやられてしまうこと間違いなしの作品です。

「極主夫道」のアニメ作品について

この「極主夫道」は、もともと新潮社から出版されていた漫画です。
おおのこうすけが描いていて、漫画としても非常に人気が高く、幅広い年齢層から支持されています。
それがNetflixオリジナルシリーズとしてアニメ化されて、漫画の世界をそのままに、よりコミカルな作品に仕上げられています。

アニメはあまり動きのあるものではなく、あえて静的な作りとしていて、漫画の雰囲気をできるだけ残そうとしているのが分かります。
声優陣として津田健次郎や伊藤静、興津和幸といった有名声優をキャスティングしていて、それぞれの役にぴったりとはまった構成です。

また「極主夫道」は実写化もされていて、玉木宏が主演でドラマとして2020年に放映されています。
さらには2021年になって映画化も決定していて、2022年に公開予定となっています。
このように、あらゆるジャンルでの作品発表がなされていて、高い人気を誇っていることが分かります。

その理由としては、元極道というハードな設定でありながら、ギャップを活かしたコミカルな主人公の生活、心が温まるような人とのつながりといったものがあるからです。
また、それぞれのキャラも個性的でユニークです。
そのため、主人公である龍の妻、美久についてスピンオフ作品が作られています。
漫画版の読み切りという形ですが、2021年に掲載されていて、違う角度での「極主夫道」を楽しめます。
こうしてみると、「極主夫道」はいろいろな魅力があり、あらゆる人に楽しさを与えてくれる作品だというのがよく分かります。

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