【蜘蛛ですが、なにか?】レビュー

「蜘蛛ですが、なにか」?のあらすじ

「蜘蛛ですが、なにか?」は転生アニメの一つで、「私」として登場する主人公が異世界に行ってしまい蜘蛛になるという話です。
女子高生として普通の毎日を送っていたはずの「私」が、ある日突然知らないファンタジーの世界に飛んでしまい、しかも意識はしっかりとあるものの、自分の体を見ると蜘蛛になっているという非常にユニークな設定です。
そして、その異世界にはたくさんの邪悪な魔物が跳梁跋扈しています。
そこで「私」は人間として持っている高い知恵と知識を使いながら、蜘蛛としての能力を生かしつつ、魔物たちを退治していくというダンジョンものです。

魔物は当然蜘蛛というちっぽけな存在からしたらはるかに強い存在なのですが、蜘蛛が持つ糸を出して巣をつくるといった特技と、罠を巧みに仕掛けることによって退治していく様を見ることができます。
しかも女子高生ならではの、ありえないほどのポジティブ過ぎるメンタル力が大きな武器となって、サバイバル生活を生き残っていけるというのが見ている人を熱くさせる点です。

この「蜘蛛ですが、なにか?」という作品について

「蜘蛛ですが、なにか?」は「ミルパンセ」によって制作され、2021年1月に公開されています。
原作は数々のアニメ作品を送り出してきた馬場翁で、板垣伸監督によってアニメ制作されています。
主題歌や挿入歌は、安月名莉子、悠木碧、鈴木このみによるものです。

いわゆる異世界ものはいろいろな設定があってそれぞれの作品で特色が異なりますが、「蜘蛛ですが、なにか?」では女子高生が蜘蛛になるという、コミカルでありつつも意表を突く仕掛けがなされているのが特徴です。
また全体的にスリル感の強い作品で、その後の展開がいったいどうなるのか?という気持ちにさせてくれるのが魅力です。

もともとこの「蜘蛛ですが、なにか?」は馬場翁が書いたライトノベルです。
そのため、web小説を見て作品を知り、アニメ化されたこの作品を観るという人も多いはずです。
ストーリーの展開が早く、さくさくと動きが見られるため、テンポよく観続けられます。
ゲームのような雰囲気の描写も多いので、ゲーム系のアニメが好きな方にもぴったりです。
自分でRPGをしているような感覚になれて、没入感を楽しむことができます。

実績のあるアニメ制作陣による作品ということもあって、アニメの作りが詳細でち密にできているというのも、この作品が評価されている点です。
人によっては苦手だという蜘蛛を主人公にするという、ある種賭けのようなアニメですが、リアル感はしっかりと残しつつも、誰もが忌避感を持つことなく最後まで観られる楽しいアニメとなっています。

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