ダックダックゴーはGoogleとは違う検索エンジン
検索エンジンは様々なものがありますが、世界的にはGoogleが圧倒的なシェアを占めています。
しかし、そこに風穴を開けるように「ダックダックゴー」という検索エンジンが注目されています。
これは、根本的にGoogleとは異なる運用姿勢を持っている検索エンジンであり、最大の特徴はトラッキングやアクセス追跡をしないということです。
Googleは拒否設定をしない限り、検索履歴やアクセス履歴を追跡して保存しています。
それらのデータはより早い検索結果の表示に役だてられることもありますし、関連性の高いサイトを優先的に表示させて、スムーズな情報収集ができるようにする役割も果たしています。
しかし、同時に収集されたデータが検索型広告表示に使われているなど、個人のプライバシーが商用利用されているという面もあります。
近年は、非常にネット上の個人情報の保護が強調されていて、便利であってもGoogleのようにアクセスや検索情報を利用することに抵抗を覚える人も増えています。
そうした中で、このダックダックゴーはプライバシー保護を徹底させていて、情報収集がなされません。
こうしたこともあり、右肩上がりでダックダックゴーのユーザーが増えています。
他にも、ダックダックゴーは非常にシンプルな画面となっていて、メインとなる検索機能以外はほとんど排除されていることや広告が少ないという特徴があります。
さらに検索履歴を基にしていないので、同じワードを検索するといつも同じような検索結果になるということがありません。
検索結果は無限スクロールとなっているので、ページを移動する手間がないという面も便利だという声があります。
ダックダックゴーによってSEOは変わるのか?
サイトへのアクセスを集めるためには、SEOつまり検索エンジン対策は最重要事項に入っています。
この検索エンジンとはGoogleをそのまま意味すると言っても良い状況でした。
いわば、SEOとはGoogle対策でもあったわけです。
そのため、多くのサイトはGoogleに気に入られるような作り方をしてきました。
しかし、ダックダックゴーが非常に強い伸び率を示していて、これからシェアが広くなるとSEO対策の変化も考える必要が出てきます。
Googleとは異なる観点での検索結果表示をしているからです。
まだまだダックダックゴーについての検索アルゴリズムの研究や、実際の対策手法などの情報は多くありません。
しかしこれからの動向によっては様々な研究がなされ、SEO対策の一つとしてGoogleだけでなくダックダックゴーを意識した手法が編み出され、実行されることも多くなることが考えられます。